わたしの担降りのハナシ

担降りって何ですか?


昔のわたしなら確実にそう言っていた。わたしはずっとこの人を応援するんだ、別の人なんてありえないと思っていた。

というわけで、担降りの話をしてみようと思います。(以前のブログで少ししていたんですが、途中で終わってしまっていたので…)




初めて担当と名乗ったのが、森本龍太郎くん、当時10歳。(小学4年生ジャニーズJr.)

2015年、友達の影響でジャニーズをすごく見るようになっていた頃、野ブタをプロデュース修二と彰青春アミーゴでテレビに出るようになって、そのバックについていたのが彼でした。『あっ、可愛い』と落ちた音がしたのを今でも覚えています。そこからは沼でした。彼のファンになり、気づけば彼はジャニーズ史上最年少デビュー!私自身もコンサートにいくようになり、彼のことが本当に好きでした。ガキ大将で、生意気で、反抗期で、それでも好きな食べ物は母のご飯とか言っちゃう、素直で可愛い彼が大好きでした。そしてこのまま順風満帆に進んでいくものだと思っていました、この時までは。

忘れもしないドームサマリー発表日。初めて行ったコンサートで買った個人ポスター。ずっと自分の部屋の同じところに貼っていました。しかし、彼のよくない写真が週刊誌に載ると分かったあと、右端が剥がれたのです。わたしは怖くなってすぐさま貼り直しました。次の日は本当なのかどうか分からず学校へ。学校にいる間に無期限活動休止宣言。わたしが彼のことを好きだと知っている友達からは電話がかかっていました。自宅に帰り友達と電話しているとだんだん実感がわいてきます。やっとそこで気づくのです、もう彼を見ることはできないんだと。


今となっては何をやっていたんだと思うんですが、学校へは行きませんでした。親にも先生にも怒られました。そりゃあ当たり前です。赤の他人のアイドルである彼を好きすぎるがために自分の人生を棒に振ろうとしていたわけですから。ですが、それほどにもあの頃のわたしにとって彼は全てだったのです。どんなに嫌なことがあっても彼を見ていれば忘れられる、また次頑張ろうと思える。(彼に限らずアイドルはそういうものであってほしいなと今でも思っています。)そういう存在だったからこそもう頑張れないと思いました。

彼の回りを責めたこともありました。どうして気づいて止めてあげなかったのか。分かっていたはずだろうと。でもそれも違うんですよね。当日中学生ですか、やっていいことと悪いことの区別はつくはずなんです。特に人前に出るひとですから、気にしなければいけないことも分かるはずなんです。そうわたし自身が思うようになりました。


そこから時が経ち、わたしはずっとここでヲタクをやめるんだとも思っていたのですが、友達の影響で事務所の誰かには片足を突っ込むような形で関わってきました。そんなことをしていたら私を引きずり込んだ人が現れました。


人を幸せにしたいとドイツから日本に来てくれたマリウス葉くんです。


お友達が一緒に行こうと誘ってくれた、梅田芸術劇場でのSUMMARY。『あっ、本物の天使がいる』と気づいて、まんまとハマリウスしてしまいました。その日にデビューコンサートのDVDを買って帰りました。そこからの沼は深かった。マリウスくんにどっぷり浸かっていると龍太郎くんのことはすっかり忘れていました。しかし、1度マリウスくんが週刊誌に載るということがありました。(学校ある日なのになんで渋谷に?みたいな内容で何もなかったのですが)そのときは怖くなりました。わたしは未成年で何かをしてしまって事務所からいなくなる方を何人か見てきました。しかもこれがわりとわたしの好きな人ばかりなのです。だからわたしのせいでは…と申し訳なくなったりしたものでした。しかしマリウスくんはアイドルになるべくしてなったような子です。いつもいつも安心させられるのです。この人なら大丈夫だと。


龍太郎くんの姿を見ない日が過ぎ、忘れた頃に彼はTwitterを始めました。英語で書いていたり、あれ、こんな人だったっけ…と思いました。わたしの知らない龍太郎くんがそこにいました。グループのファンクラブもやめられないままでした。会員証に彼のシルエットがあるから。まだ戻ってくるんじゃないかとほんの少しの期待を抱いて。しかし会員証も人数が変わったようで、ああもう帰ってくることはないのだと痛感しました。顔も見せるようになったり、動画を投稿したりするようになっていったけれど、ものすごく見たいと思わないのです。Twitterもフォローしていません。なぜでしょう。あんなにも好きだったのに。昔は戻ってきたらまた応援するだなんて意気込んでいたのに。


わたしはそこで気づくのです。アイドルが好きなんだと。アイドルであった彼が好きだった、ジャニーズで、Hey!Say!JUMPだった彼が大好きだったんだと。



そこで決断しました、担降りしようと。


別にするしないを明確にしなくてもいいと思うんですよ、でもわたしの中できちんと線を引きたかったので。だからずっと微妙な気持ちだったものを担降りという言葉で片付けただけです、言い方は少し悪いかもしれませんが。

Hey!Say!JUMPが10周年をむかえて、いろいろと非常にエモい。トビラの向こうの音源に彼の声が入ってるなんでずるいじゃないですか。エモすぎる。だってそこにはわたしが大好きだった頃の彼の声がそのまま入っているから。エモすぎて泣くしかない。Hey!Say!JUMPを見るといつでも思い出すんですよ、彼がいたことを。きっと一生忘れないし、忘れられないんだろうと思っています。


龍太郎くんにはほんとうに感謝をしています。あの思春期の微妙な時期にわたしを支えてくれた人だから。(まあいろいろあった)彼を応援していた頃、ほんとうに楽しかった。だから後悔はしていません。ずっとわたしのこころのどこかで存在し続けるんだろうね。大きい声で応援はできないけれど、いつかあなたが決めた道がうまくいって、テレビ等でたくさん見られる時が来るといいなあとは思っています。きっとその時は嬉しくなるんだろうなと思っています。


マリウスくんを好きになってほんとうに今幸せです。出逢えてよかったなあと心から思っています。わたしの今を支えてくれてありがとう。幸せにしたいと思って日本に来てくれてアイドルをしてくれているマリウスくんを尊敬して止まないし、ファンを見つけて、声援をもらって、すんごく嬉しそうなお顔をするマリウスくんが好きで、その顔を見たいがためにわたしはマリウスくんを応援しているんだなあと思っていて。みんながHAPPY 僕もHAPPYのマリウスくんの言葉とわたしはマリウスくんが笑ってくれて幸せだと言ってくれることが幸せだと思うことが、お互いプラスな関係で素敵だなあと我ながら思ってます。こんなに幸せでいいんでしょうか。




わたしはきっとこれからも言い続けるのでしょう。


担降りって何ですか??